「経理は地味」「面白みを感じない」と思っていませんか?
実は数字を扱う経理ほど、企業の方向性や戦略に深く関われる部門はなかなかありません。
本記事では経理・経営管理の“面白さ”を短くまとめてお伝えします。
私もキャリアの途中で経理・経営管理に配属されて、最初は『…。事業をしたい…。』という感覚だったのですが、数年経験すると見えてくるものがありました。
経理・経営管理の仕事とは
経理の仕事は会社のお金の流れを正確に管理し、決算書や税務申告を担うことです。
経営管理の役割は経理データをもとに経営計画や予算編成などにかかわり、会社の方向性に影響を与えることです。
この2つの業務はかなり密接です。経理がいないと経営方針が決まらないからですね。
ではそんな大事な経理の面白さはなんでしょうか???
ダイレクトに経営に関わる面白さ!
経理は単に数字を扱うだけではなく、会社の経営戦略に関与することができます!
業績評価に直結
どんな部署の成果も最終的には「数字」で評価されます。経理担当として数字を分析することで、全社の成果を俯瞰できます。現場にいたときは自分たちの頑張りはこう!しかわかりませんでしたが、会社全体の中でこう!という俯瞰の視点を持つことができます。ビジネス的に見た時の自分たちの頑張りシロがわかるようになりました。
経営層との会話が増える
決算報告や予算管理を進めるうえで、経営陣と意見を交わす機会も多いです。現場の数字から見える課題を経営に提案できる面白みがあります。特に事業体としては対前年、対予算等の数値から今後のアクションを考えるということは当たりまえに実施していく必要がありますよね。経営者との対話はすなわち数字を用いた対話ですので、上質な議論を行う土台を作ることができます。
数字から“気付き”を経営に提案できる
経理は会社の売上やコストに関するリアルな数字を一番間近で見る部署です。
改善ポイントの発見
例えば、コストが過剰にかかっている部門や、不必要に予算が組まれているプロジェクトなどを数字から導き出し、改善提案ができます。数字を追うと、会社の全容が見えますので、全体最適な視点での取り組みの推進ができます。
未来を見据えた分析
経営管理では、過去の実績だけでなく将来の投資計画やキャッシュ・フローの予測まで行います。未来を創る視点で仕事に取り組むのは大きなやりがいを感じられます。事業を進めるうえで、数字に裏打ちされた推進を!
視野が広がる
キャリア途中から経理担当になると、前職での経験や他部署での知識が役立ちます。
総合的なビジネス視点が身につく
経理に限らず、営業、企画、管理部門での経験があれば、より実践的な数字の活かし方がわかるようになります。
どの業界でも通用するスキル
経理・財務の知識はどの業種でも需要が高く、転職やキャリアチェンジの際にも強みになります。
まとめ
経理・経営管理の仕事は、一見地味に見えがちですが、会社の実態を“数字”の側面から理解し、経営に直接関わる重要な役割を担っています。キャリア途中で経理担当になった方も、自身のこれまでの経験を強みにして、経営に貢献するやりがいをぜひ感じてみてください。
経理の業務は「会社の数字を管理する」から「会社を動かす」へとシフトしていく魅力にあふれています。最初は戸惑いもあるかもしれませんが、成長ややりがいを実感できるはずです。